映画ハゲタカを見ました。

原作が経済小説という事でさぞかし小難しい内容かと思えばそうでもなく、盛んに発せられる経済用語もライブドア事件でクリアしている分、私のような経済素人でも十分理解できる内容でした。

この映画、要するにプロフェッショナル同士の熾烈なかけひき(戦い)を描いた作品と言えます。
わが国日本の基幹産業である大手自動車メーカーへ莫大な中国の資本をバックに敵対的買収を仕掛けるファンド・マネージャー劉一華(りゅう・いーふぁ:玉山鉄二)がプロであるならば、ホワイトナイトとして受けてたつハゲタカの異名をとる鷲津政彦(大森南朋)もまたプロ・・・。
その2人が互いの持てる技量のすべてを出して戦うさまは、いわば宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の対決みたいなもの。
圧倒的な資金で正攻法で攻める劉に対して奇策で応じる鷲津・・・このあたりの攻防はスリリング・・・けっこうエンタメ寄りの内容なんですね。

自動車産業とは日本が世界に誇りうる基幹産業であり、いわば不可侵領域・・・。
その日本の自動車産業に中国が侵略の手を伸ばしてきたという設定のストーリー展開は非常に意味深です。

今や中国は世界の経済界に大きな影響をもたらす経済大国に成長したことは周知の事実ですし、その中国と日本の経済戦争を劉と鷲津のキャラクターにだぶらせて描いている点がとても楽しめました。